ツールとして使い込めるバン・ベースの軽キャンをチョイスするべきか、装備が整って快適なワゴン・ベースの軽キャンをチョイスするべきか。
一般的にバンは荷物を載せる商用車、ワゴンは人を乗せるためのクルマというイメージ。それでも、車内に家具が架装される軽キャンパーの世界では、両方とも独自の魅力を確立しており、どちらをチョイスしても楽しめる。
神奈川県大和市にあるMOD’S FACTORY(モッズファクトリー)では、キャンピングカーの型にとらわれず軽キャンの楽しさをとことん探究した「660ベース・バン」「660ベース・ワゴン」などをラインナップし、ユーザーに多彩な軽キャンライフを提案している。
その中から今回注目したのは、「660ベース・ワゴン(660 BASE WAGON)」だ。
蛇足ながら説明しておくと、660 BASE(ロクロクマル・ベース)の660は軽自動車の排気量である660ccを表しており、BASEは基地のこと。
660ベース・ワゴンは、本取材時に初お披露目となったニューカマーで、兄弟車である660ベース・バンのコンセプト「使いやすさを追求したレイアウト」を継承。
それでいながら、ベース車となる「エブリイ・ワゴン」の特長の1つである2列目シートがしっかりリクライニングすることや、左右独立のスライド機構を活かしたキャビネット・デザインを採用した。
つまり、普段使い時の4人乗りとしてはもちろん、2列目の片側シートをスライドさせて足元のスペースを広げたり、荷室を優先したレイアウトも可能なのだ。
注目のベッドは、軽キャンパーとして、車中泊、釣り、山登り、テレワークを楽しむ&実践できるよう設計された6分割マットを採用。
エブリイ・バンとは異なる2列目のアレンジ性を活かしつつ、ラゲッジスペースもフル活用できる。
例えば、自転車、ペットのケージ、キャンプ道具などを積みたいときには、後席片側だけベッドとして展開すれば、あっという間に縦長のフリースペースと、長さ1880mmのベッドが両立。写真はベンチシート状にしたところだ。
ちなみに、畳んだ後席を覆うベッドマットを取り除けば、簡単に2列目シートを元に戻せる。そのマットの表皮は、汚れが付いてもサッと拭けるレザー生地なので、安心して使用できるだろう(生地は選択可能)。
じつはすべての家具やラゲッジボックスの素材は、傷に強い高硬度素材を採用しており、とにかく気兼ねなく使えるのだ。
またフロアには、丈夫で汚れにも強い縞板柄のクッションマットが敷かれている点もポイントとなる。
室内照明は、すべて独立してON/OFF可能なスイッチ機能を装備。
天井中央のボードに、自然光のように室内を照らしてくれるウォームカラーの暖色系LEDライトを採用しているが、これは3段階で調光できるタッチダウンライトで、好みの明るさで車内を照らすことができる。
また、左右上部のボードにはLEDの間接照明を備え、こちらも自然な光でやさしく照らしてくれる。
収納性/電装まわり/価格について画像 660ベース・ワゴン 細部を見る【エブリイの軽キャン4選】 全150枚
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