掲載:THE FIRST TIMES
■「これから4年目も12人全員で力を合わせて走っていきます! いつかみんなで夢がかなうその瞬間を、この目で見たいです」(≠ME・冨田菜々風)≠MEが2月23日、グループの結成3周年を記念したコンサート『≠ME 3rdANNIVERSARY PREMIUM CONCERT』を東京国際フォーラム ホールAにて開催。グループ最大規模となる会場で、昼公演・夜公演と、1日で2公演を行い、それぞれ4,500人、合計9,000人のファンが≠MEの3歳の誕生日を祝いに集結した。【画像】舞台『≠ME ACT LIVE「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」』上演決定のサプライズ発表の瞬間Overtureでは、ステージサイドに設置されたモニターにこれまでの活動を代表するような映像が映し出され、期待が高まっていく。会場が一気に赤い照明で染まるとステージ上の白い幕が上がり、2月16日にリリースされたばかりの3rdシングル「チョコレートメランコリー」を初披露。前日の22日にはグループ初となるオリコン週間シングルランキング1位の獲得が発表されており、3周年の幕開けにふさわしいヒット曲からのスタートを切った。冨田の指の合図で雰囲気が変わると「秘密インシデント」のパフォーマンスへ。続く「クルクルかき氷」では夏らしいグッズを持ってかわいらしいメンバーの姿と、恒例となったウェーブの演出でオーディエンスとの一体感を作り上げた。さらにTikTokで話題となり1億回視聴を突破した「てゆーか、みるてんって何?」が始まると、会場のペンライトが一気に振られ、センターを務める本田が穴から引っこ抜かれて登場する演出で笑いを誘いながらも、その大バズりっぷりを見せつけた。最後にドヤ顔で決めた本田を、鈴木が両手で大きくよけると「ポニーテールキュルン」がスタート。センターの鈴木が、会場を圧倒的なかわいい空間に作り上げ魅了した。MCに入るとリーダーの蟹沢が「ついに明日2月24日で≠MEが結成3周年を迎えることになりました!<3周年をこうして皆さんと一緒に迎えられて本当に幸せな気持ちでいっぱいです!」と感謝を伝え、メンバー一人ひとりが自己紹介とともに、ファンへ“ありがとうメッセージ”を綴り、本田は会場のペンライトを「誕生日ケーキのロウソクみたいでうれしいです!」と例え、笑顔を見せた。ふたたび蟹沢から「4年目ももっと楽しい時間を一緒に過ごせるよう、お休み中の櫻井ももちゃんも合わせて12人、気持ちをひとつに頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。楽曲パートへ戻ると「誰もいない森の奥で一本の木が倒れたら音はするか?」のイントロが流れるとともに、ステージの白い幕の向こうに5人の影が映し出された。昨年11月に公開された映画『スパゲティーコード・ラブ』の挿入歌として起用された≠MEのユニット曲 だったが、これまでパフォーマンスが行われておらず、ついに待ちに待った初披露を迎えた。続けて冨田がソロ曲「空白の花」をステージセンターで堂々と歌い上げ、その歌唱力に圧倒された会場から暖かい拍手が起こった。しっとりとした空間から一変、またまた初披露となるユニット曲「#おふしょるにっと」で明るい空間へ。尾木・菅波・鈴木・谷崎が解禁したばかりのMVと同じ“オフショルニット”衣装での登場に加え、甘いセリフの連発であざとさを全開に見せつけた。続くダンスパートではセットをふんだんに使って3階や花道までスポットライトで照らされたメンバーが一人ひとりバキバキに踊るなか、ダンスを得意とする落合がセンターでその実力を遺憾なく発揮。続けて同じくダンスを得意とする冨田の登場が圧倒的センター感をまとい、メンバーを引き連れるような演出で魅了。さらにはセンターのLEDが光の中で大きく割れると、そこにはポーズを決めた永田の後ろ姿が。曲に合わせて振り向くと、息を飲むようなキメキメの激しいダンスを披露。永田の合図に合わせて炎が舞ったかと思えば、そのまま永田のセンター曲「ワタシアクセント」へ。ステージ上で永田が操るような炎の演出でド派手にパフォーマンス。昨年開催の『イコノイフェス 2021』での初披露以来、ここまで披露されずにいた理由が確かにそこにはあった。そのまま≠MEの代表的なダンスナンバー「P.I.C.」に突入。強いイメージのある楽曲だが、制服衣装で新しい一面を見せ新鮮さを感じさせた。メンバーがいったんハケると、ステージ上には3周年をお祝いする映像が流れ、客席には感極まって涙する姿も。新衣装に着替えたメンバーが登場すると、初のオリジナルソングである「≠ME」のパフォーマンスから、念願のリリースだった1stシングル「君はこの夏、恋をする」の披露に、エモーショナルを感じずにはいられない。歌詞に共感を得たファンも多い谷崎センターの「超絶ヒロイン」、同じく谷崎と冨田のダブルセンター「好きだ!!!」と続き、『「君の音だったんだ」』では古くから≠MEを応援してきたファンは熱い気持ちになったに違いない。『「君と僕の歌」』では“大きいステージへ連れて行く”という印象的なフレーズが、どんどん会場を大きくレベルアップしていく嘘のない≠MEの姿にぐっと来る瞬間を作り出し、さらにはメンバーが客席と一緒にLEDに映る演出が盛り込まれ、これからもファンと共に歩んでいく姿を表現しているかのようだった。惜しみなく2ndシングル「まほろばアスタリスク」とシングル曲を披露し、続けて初の川中子センター曲「君はスパークル」を初披露。MV解禁時に、自身の初センターをファンへ報告できたことを涙を流して喜んだ川中子の姿が記憶に新しいだけに、彼女の堂々とした歌声が感動的だった。本編最後となったMCでは、≠MEでセンターを務める冨田が言葉を詰まらせながら「なかなかうまくいかないこともたくさんあったんですけど、みんなで頑張って乗り越えてこられて本当に良かったです。私たちは指原さんには≠MEを作って良かったなって思ってほしいです。そしてマネージャーさんや私たちに関わってくださるすべてのスタッフの皆さんには、やってて良かったって思ってほしい。そして、なんと言ってもいつもこうやって応援してくださるファンの皆さんには、≠ME最高じゃん!
THE FIRST TIMES編集部
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